第21回空間デザインコンペ

建築概要

ガラス質を曖昧に組み立てる

そらと茶の間
茶室は人をもてなす空間です。しかし、敷地が狭い現代の家には和室が
あっても茶室がありません。それは「露地」がつくれないからです。
今回、露地を積みます。露地は進むと密になるガラス柱のなかをくぐり、
深山に入りるように茶の間に向かいます。ガラス柱が家や茶の間を支え、
そらにある茶の間は茶会・天体観測などもう一つの場となり、
普段は外を伝えながら生活と密接につながります。
「高くもなく、低くもなく、… 」
ちょうどいいバランスが重要というあいまいな茶室はガラスで組み立てることで、
離れの茶室から近くの茶の間となり、この余白はいろいろな生活の場となります。